血圧手帳が無料配布中止の理由なぜ?どこでもらえるのかも解説!

  • 2023年12月29日
  • 2023年12月29日
  • 生活

血圧手帳はなぜ無料配布が中止となったのか、そしてどこでもらえるのでしょうか?

この記事では、血圧手帳について気になる疑問を解説していきます。

血圧をコントロールする薬を飲んでいる人が、血圧の推移を記録するために薬局や医療機関で無料配布されていた血圧手帳。

血圧が気になる人にとっては、日々の血圧を記録して健康を維持するために重要なツールとなっています。

医療機関に行くと、毎回記入するように言われていた血圧手帳、最近無料配布が中止となりもらえなかったり、有料化の動きがあります。

そこで、なぜ中止されたのか、どこでもらえるのかが気になっているユーザーが多いでしょう。

今回は、血圧手帳について詳しく解説していきます。

 

血圧手帳が無料配布中止の理由なぜ?

血圧手帳が無料配布中止の理由なぜ?どこでもらえるのかも解説!

血圧を記録するのに便利な血圧手帳ですが、ここに来て無料で配布するのを中止しているところが増えています。

なぜかと調べてみると、以下の理由があげられています。

・製薬会社製造を中止

・ペーパーレス化が進行しているから

それぞれの理由について、解説していきます。

 

メーカーが製造を中止している

一つ目の理由は、原因は製薬メーカーが相次いで血圧手帳の製造を中止していることです。

10年~25年前では、製薬メーカーは血圧を下げる薬などの循環器系の薬に力を注いでいました。

血圧で悩む患者数は多く、血圧関係の薬を製造すれば採算が取れるので、各メーカーは血圧の薬を開発・販売していました。

自社の血圧の薬を売る際に、オリジナルの手帳「血圧手帳」を用意して薬局に無償で提供。

薬局が患者に無料配布していました。

血圧関係の薬は、一度使い始めると長期間使用するので、会社の利益率が高く、サンプルの無償提供ができていたのです。

しかし、最近はジェネリック医薬品の推進によって、特許の切れた医薬品は売れなくなり、市場はジェネリック医薬品に代わりました。

ジェネリック医薬品が循環器系の薬でも多数進出した結果、新薬としての血圧の薬は売れなくなりました。

自社の薬が売れないのに血圧手帳だけ無償で提供するのはボランティアのようなので、採算が取れなくなったと考えられます。

一方で、高血圧の患者は増え続けるので無料の血圧手帳の依頼は続きます。

しかし、メーカーとしてもコストを削減するために血圧手帳のサンプル提供を終了し、徐々に撤退していきました。

そして、薬局では無料で配布することができなくなったと考えられます。

今でも一部の薬局では無料配布しているところもありますが、多くの場所では有料販売か各自で購入するように勧めています。

血圧手帳を無償で提供しているメーカー自体も今では数社しかなく、いつまで提供が続くかも不明です。

ジェネリック医薬品のメーカーが製造してサンプル提供してくれるという方法もありますが、ジェネリック医薬品は価格を抑える必要があるので手帳まで手が回らないのが実態でしょう。

このように、ジェネリック医薬品の普及とともに医療現場から血圧手帳は消えていきました。

 

ペーパーレス化の広がりで廃止

IT化の促進や環境保全を目的として、紙を使用する様々なものでペーパーレス化が広がっています。

お薬手帳もアナログな紙形式のものではなく、アプリでの利用もできるようになっています。

血圧手帳もペーパーレス化の一環でなくなっていったと考えられます。

 

血圧手帳はいらない?

血圧を管理するためには、毎日朝と晩に計測をして血圧手帳をつけた方がいいです。

血圧手帳は血圧や日常生活の変化を記録するためのもので、治療の時も重要な情報となります。

血圧が気になって今まで記録していた方は今後も血圧を毎日測って、記録して欲しいです。

 

血圧手帳はどこでもらえる?

血圧手帳が無料配布中止の理由なぜ?どこでもらえるのかも解説!

血圧の変化を記録したいのに、血圧手帳がない場合は血圧をどのように管理したらいいのかと不安に思いますよね。

そんな方に、無料で血圧を記録できる方法があるのでお伝えします。

 

医療機関や薬局でもらえることもある

今では無料配布が中止されていることの多い血圧手帳ですすが、一部ではまだ無料配布している薬局や医療機関もあります。

今まで通り医療機関が用意してくれていればそれを使いましょう。

お近くの薬局やドラッグストアでも配布しているかもしれないので、薬局のホームページで確認してください。

また、血圧手帳はデータをダウンロードで入手し、印刷することで血圧を記録することができます。

さらに、ノートやメモ帳で今まで通り朝晩のの血圧を書くだけでも十分です。

血圧の記録管理アプリもあるので、スマホを使って簡単に記録することもできますよ。

たくさんの血圧管理アプリがあるので、使いやすいアプリを選びましょう。

最新の機種だと、自動でデータを更新してくれるものもあります。

 

血圧手帳はどこで買える?

有料で手帳を買うこともできます。

近くのドラッグストアや医療機関、ネット通販でも買うことができますよ。

Amazonと楽天でも売っているので、有料でよければ手軽に買うことができます。

 

まとめ

血圧手帳が無料配布中止の理由なぜ?どこでもらえるのかも解説!

血圧手帳に関して、無料配布が中止となっているのはなぜなのか、そしてどこでもらえるのかをまとめてきました。

血圧を計測して管理するのに便利な血圧手帳ですが、なぜ無料配布が中止となっているのかを調べたところ、製薬メーカーが製造を中止しているからだとわかりました。

元々製薬メーカーが無料サンプルとして提供していましたが、ジェネリック医薬品の普及とともに製薬メーカーが無料配布を中止することになりました。

どこでもらえるのかを調べてみると、一部の医療機関やドラッグストア、薬局では今でも配布しているところがあることが判明しました。

また、血圧管理アプリもあるのでスマホをお持ちの方はアプリを使うのもおすすめします。