「ららぽーと和泉」は、大阪府和泉市にある大規模なショッピングモールとして知られています。
大型スーパーや雑貨、アパレルブランド、アミューズメント施設など約220店舗が集まっています。
そんな地元で大人気の商業施設であるららぽーと和泉ですが、店舗の閉店が多いと言われています。
特に、2019年~2020年にかけて店舗が一斉に閉店したことがありました。
一体、閉店する店舗が多い理由はなぜなのでしょうか?
近くには他の大型スーパーマーケットやコストコがあり、経営が苦しいという事情も考えられますよね。
一見、賑わっているように見えますが、なぜ閉店した店舗が多かったのでしょうか?
今回は、ららぽーと和泉について調査をまとめたので、ぜひ読んでくださいね。
ららぽーと和泉の閉店理由なぜ?
ららぽーと和泉では2019年~2020年にかけて多くの店舗が閉店しましたが、閉店が告知された時は閉店理由を説明されていませんでした。
上記に添付したツイッターに投稿されていた画像からもわかります。
そのため、閉店した明確な理由はわかっていませんが、独自で調査した結果店舗が閉店した理由がわかってきました。
・ テナント契約が満了した
・周辺で他の店が充実している
・リニューアルで新規店舗と入れ替わった
・テナント料が高い
順番に詳しく見ていきます。
ららぽーと和泉の閉店理由:テナント契約が満了した
店舗とららぽーと和泉とのテナント契約が終了して、満期が到来したので閉店したと考えられています。
ショッピングセンターでのテナント契約は、初回は6年が多いとされています。
「ザイマックス総研」というシンクタンクの調査によってわかりました。
ザイマックス総研によると、「イオンモール」や「ららぽーと」など日本の代表的なショッピングセンターは、開業時のテナント初回契約期間は、「6年定期借家契約」が最も多いといいます。
ららぽーと和泉がオープンしたのは2014年10月で、リニューアルオープンは2020年3月と2020年5月に行われました。
オープンしてリニューアルするまでが約5~6年だったので、テナント契約が6年だったとすると、契約の満期が到来して閉店するにはちょうどいいタイミングだったことになります。
契約満期でも契約を継続することもできたと思いますが、店舗によってはお金の問題で契約継続できなかったのではないでしょうか。
5~6年の間店舗を運営していれば、売上が下がったり、環境が変わることは多いにあります。
そうした影響から、契約を継続することが難しくなることもありえる話です。
そのため、6年契約が終わるタイミングで閉店したと考えられます。
第一弾の3月19日には、新しい店舗が11店舗オープンして、店内が改装されて店舗もリニューアルオープンしました。
リニューアルに合わせて事前に閉店した店舗が多かったので、「閉店が多い」と言われている可能性があります。
店舗側にとってはテナント料も負担となります。
テナント賃料は物件の広さやフロア、エリアによっても異なりますが、テナント代を支払うには売り上げを安定して稼ぐ必要があります。
ららぽーと和泉は広い物件ですし、三井不動産グループが運営しているブランディング力もあるのでテナント料が高いと考えられています。
しかし、実際にどの程度賃料が高いのかは判明していないので憶測であることに注意が必要です。
ららぽーと和泉の閉店理由:周辺で他の店が充実している
二つ目の理由は、近くに魅力的な他の店が多いからです。
ららぽーとは商業施設やアクティビティ、飲食店が入っていて充実しています。
しかし、ららぽーと和泉の周りには、スシローや焼肉きんぐ・コストコなど人気チェーン店が多くあります。
コストコならレジャー感覚で行って、買い物のついでに食べ物を食べて1日時間を使うことができます。
ららぽーと和泉は混雑するので、近くの飲食店に行った方がいいと考える人も多いでしょう。
ららぽーと和泉ではなくても飲食ができるので、来店客が減って閉店する店舗が出てきたと考えられます。
ららぽーと和泉の閉店理由:リニューアルで新規店舗と入れ替わった
ららぽーと和泉側がリニューアルの時期に既存店舗と新規店舗を入れ替えたかったという意向もありえます。
リニューアルにあたって、既存店舗と閉店の交渉をしたのかもしれません。
多くの商業施設では、店舗がマンネリ化してお客さんが飽きるのを防ぐためにリニューアルを度々します。
何年も同じ店舗がそこにあったら、いつも同じものを見ているお客さんは興味が薄れていきます。
さらに、店舗に興味がなくなると、結果的に商業施設に興味がなくなるリスクもあります。
そのため、商業施設としては常にお客さんの関心をひくために、
・店舗の入れ替え
・店内の改装
を実施します。
なので、店舗側のほうで売上もあがっていて、契約を継続したいと思っていても、ららぽーと和泉側の判断で最終的に閉店することがありえます。
理由としては、新規顧客が入る見込みが少なかったり、違う店に出店してもらった方が売り上げが上がる場合です。
実際、過去にはららぽーと和泉にル・クルーゼ、ミカヅキモモコといった人気店が出店していました。
しかし、いずれもリニューアルの一環で閉店しています。
ららぽーと和泉は潰れる?
これだけ一気に閉店する店舗が多いと、ららぽーと和泉自体の経営は大丈夫なのかと心配になってしまいますよね。
しかし、結論を先に言うと、ららぽーと和泉が潰れる可能性は低いです。
なぜなら、2020年に大規模リニューアルがあったからです。
大規模なリニューアルをしてから2年で改装費の元を取れないですし、長期的な需要を見越して利益を積み上げていく戦略だと考えられます。
リニューアルからわずか数年で閉店することはないでしょう。
公式サイトや公式SNSでもららぽーと和泉自体の閉店に関する情報は発表されていない状況です。
新型コロナウイルス感染症が落ち着いた今、感染症対策をしながら営業時間を延長したり、イベントやキャンペーンを新しく開催したりしています。
阪和自動車道のICの近くで最寄り駅からバスで15分とアクセスが良いなど利便性が高いので、すぐに閉店するとは考えにくいです。
ららぽーと和泉の閉店に関するネットの声
仕事終わりにららぽーと和泉きたら口福堂が20時閉店間際セールやってて、大福も団子も朝飯用に買ったからさらにカロリーがえぐいことなった pic.twitter.com/2EQRKdXjAR
— アマハ (@amaha_otter) June 5, 2023
そういえばさぁ、こないだ天王寺のキューズモール行ったからフライングタイガー(大好き)行こうと思ったら閉店してたのよ…ららぽーと和泉のタイガーも閉店してたし、調べてみたらもう大阪はアメ村とルクア1100にしかなくなってた…撤退していく感じ…?寂しすぎる…。
— リカ (@ranposan) April 7, 2021
えー、好きな服屋ららぽーと和泉にあったのに閉店しとる。
— 誠@みんな大好き小島選手 (@mkt_kantoku_pw2) March 14, 2020
まとめ
今回は、ららぽーと和泉で閉店が多い理由はなぜなのかをまとめてきました。
約220店舗が集まり地元で人気のスポットですが、閉店が多いと気になっている消費者が多いようです。
理由はなぜなのかを調べたところ、2020年にリニューアルがあったため旧店舗と新店舗で入れ替わりがあったり、テナントの契約期間が満了したためと考えられています。
また、近隣にはコストコやチェーンの飲食店が多いため閉店する店舗が増えたとも推測できます。
ただ、ららぽーと和泉自体は地元の人でにぎわっていますし、今後つぶれることはないと考えられます。